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 三宅島の復旧作業 平田 夏実 
 三宅島にかかる避難施設緊急整備計画として、『クリーンハウス』の建設を国に申請していましたが、この申請が通り、国は約15億円かけこの施設を建設することになりました。このクリーンハウスというのは、火山ガスの脱硫装置のついた施設で、島民はここの施設に2泊3日程度宿泊しながら、自宅の復旧などをするそうです。

 このように帰島の話が具体化してきた昨今、三宅島復興について、一体どのような話が進んでいるのだろうと思い、三宅村役場&東京都三宅支庁共同ホームページを見てみました。

 ここの『三宅村の復興に伴う基本的な構想』の『帰島後に実施すべきこと』の章を見ると、ここには帰島後の主力産業として観光があげられており、三宅島の豊かな自然を観光の目玉にしていくこと。また、来島者の利便性向上のため、ジェット機の対応型の空港や大型港湾施設が必要なこと等が書かれていました。

もちろん、この構想はあくまで構想であって、十分議論された上で実施される事業が決まるのですが・・・

 噴火のような天災は理不尽で、ダメージも大きく、復興は島民だけの力ではできるものではないことはわかります。しかし、三宅島のように周期的に火山活動を繰り返すようなところの住人は、そのリスクを自覚し、それでもそこに住みたいと思う人が住む土地のように思います。だからこそ、あれも・これも・・と、求めるだけの復興ではなく、より魅力的な島にするために、本当に必要なものを考え、復興していってほしいと思います(島の自然を観光の中心にしている屋久島などは良い例だと思います)。

 また、これは三宅に限らず思うことですが、リスクの高い土地に関連する人々は、そのリスクの軽減と利便性のバランス感覚が必要だと思います。そこの土地のリスクを自覚し、その土地の住民のための事業を、住民が立案・計画し、おこなうのがいいように思います。


 
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