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あんしん宅地  下河敏彦
 

○コンサルタント本来の姿へ
 もう10年くらい前の話になりますが、私が最初に勤めたコンサルタント会社の先輩とお酒を飲んだとき”この業界って必殺請負人だね。仕事人になりたいねえ”という話になりました。会社の名前も『コンサルタント』とついていましたが、基準書・白書・去年の例などに合わせて、如何に手際よく量をこなせるかが評価の対象でした。時にアワスメントと揶揄されながら。。。インターネットが普及してまだ2年程度で、情報公開法も成立していない時期でした。
 でもよくよく思い出してみれば、新人研修のとき、コンサル技術者は医者にたとえることができる。災害、環境破壊を未然に防ぐために、適切な診断や手術をするのだと。
 いや、待てよ、医者なら患者の方が技術を頼りにして積極的に相談を持ちかけてくる、それに答えるのが本来の姿ではないか。

○あんしん宅地.JP START
 そんな想いをずっと抱き、実際に身内から”土地を購入するが一応まわりがどんなところか調べてくれないか”と言われて空中写真判読をしたりしていました。そんな折、土木学会に参加していた方から、不動産業の方と提携して宅地や裏山の安全を診断するというビジネスを始めるという話を聞きました。メンバーを見てみると、自分がいるのが恥ずかしくなる豪華な布陣。しかし、先に述べた想いといつもの厚かましさが顔をもたげたので、メンバーに入れてもらったのです。

○100年続きますようにと想ったが...
 あんしん宅地初会合の時、いきなりO田さんにバシッと肩をたたかれ、ホームページ頼むよと。。。とりあえずイメージでもつくってみようか。まず、調査して診断するから聴診器を当てる感じか、問題ありならメンテナンスだなあとおもって、左の画像の上半分が出来上がりました。それによって安全で快適な暮らしがもたらされるわけだから、Safety&Amenityだ。
 さて、多くの人たちに受け入れられる、とっつきやすくするためには、と考えていたら”華”がないことに気がつきました。安全。。快適。。平穏とそれに費やすライフサイクルコストの観点もいるよなあなどと、言葉の連想ゲームを一人でやっていたら”100年続く”→”ハナミズキ(花言葉は返礼)”(ここの思考プロセスはあえて詳述しません)というわけで、左の画像が出来上がりました。
 そしたら、産経新聞に
首相肝いり「200年住宅」法案提出へ 高耐久性に税減免、「住宅履歴書」導入』の記事なんでも

「200年住宅を導入すれば、住宅関連への国民全体の経済的負担を現在の3分の2程度にまで縮減できると試算しており、住宅関連の産業廃棄物と二酸化炭素(CO2)排出の削減や森林保護にもつながることから、環境対策としても期待している。」

「首相は昨年10月の所信表明演説で「大量生産、大量消費をよしとする社会からの決別」を宣言。約30年サイクルで「建てては壊す」という現在の住宅のあり方を見直し、200年住宅を導入する必要性を訴えていた。近年「長寿命住宅」が増えていることも追い風にしたい考えだ。  

とか

200年前と言えばまだ江戸時代、それだけのタイムスパンがあれば、安心できなくなるような自然現象が全国どこでも必ず発生する訳だし、200年も後悔し続けることのないように、更地のうちに宅地地盤の健康診断を進めよう、やりたいことは膨らむばかりです。

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