環境・生態系調査
災害廃棄物と環境リスク
東日本大震災はもとより、2004年新潟県中越地震でも大量の災害廃棄物が発生しました。そればかりか、意図せずに放置された廃棄物はやがて土砂に埋まり腐敗や有害ガスの発生や、地盤強度の低下など地盤の劣化にも繋がることが懸念されます。
また、災害廃棄物は火山噴火によってももたらされます。例えば火山灰による樹木の立ち枯れ等の直接的な災害廃棄物や、火山ガスによる枯れ木や鉄製品の錆など長期的な災害廃棄物の発生も懸念されます。今後は火山噴火時の災害廃棄物の処理方法について、あらかじめ対策を立てておくことが重要となります。
応用地生態調査
地盤情報と生物情報の有機的な評価手法として、応用地生態学に基づく地生態断面図や応用地生態マップを作成し、開発に伴う環境アセスメントや自然環境保全対策の調査方法として、より実用的かつ経済的な手法を提唱しています。