本文へスキップ
地質調査, 防災調査,環境・ 生態系の調査, 廃棄物の処分・宅地や裏山
の診断など、 暮らしの安全のために幅広い分野を手掛けています。

防災調査  … ハザードマップに一歩踏み込む

◆集中豪雨から身を守る
◆ゲリラ豪雨・局地的豪雨による浸水
  このところ気候変動やヒートアイランドの影響により夏の気候がこれまでになく暑くなっています。天気予報が高度になり「何時ごろ大気が不安定になるでしょう」と予測されるとそれに合わせて予定の時間を合わせます。一方で、かつての川や池の跡など、地形や土地の歴史、浸水実績等の情報からゲリラ豪雨・局地的豪雨から身を守るための浸水・冠水しやすい場所を分析します。
  
ゲリラ豪雨で浸水した箇所(川崎市内)     ひょうがたまった場所(都内) 
◆がけ崩れ・土石流
 山岳地域だけでなく、横浜や川崎のような都市にも崩れやすい崖はたくさんあります。また、平成30年の西日本豪雨では、土石流によって大きな被害が発生しました。このようながけ崩れ・土石流の発生や被害の拡大の原因や災害に関わる法令や避難の仕方など、環境地質は幅広い専門分野につながりも持って、暮らしの安全に貢献します。
 
横浜・川崎市内のがけ崩れのうち、最も規模が大きくなる地質構造
風化で軟らかくなった岩盤(上総層群)の上に、固まっていない砂礫が堆積している。
 

はらみだしていた擁壁が春の嵐(豪雨)崩壊した。崩壊前後の状況(横浜市内)


西日本豪雨災害の土石流の調査。大きな石の流れた土石流の範囲と砂にうずもれた
 洪水・土石流と被害の状況を調査し、石碑と災害伝承の意義についても講演しました。
◆深層崩壊・地すべり(大規模な土砂災害)
  台風が大型化し強い雨が長く降る場合、大量の雨水が地下に浸透し、地盤が深くまで緩み大規模に崩れる深層崩壊や、山の斜面が一団となって動く地すべりが発生します。平成23年9月には、奈良県の十津川村では数多くの深層崩壊が発生し、人的被害や鉄塔の倒壊など社会インフラの破壊など大きな被害となりました。環境地質は、地形解析や地表・地質踏査や災害調査を通して、深層崩壊や地すべりの発生しやすい場所の特徴を研究し、山地の防災・減災に貢献しています。
 
平成23年9月紀伊半島豪雨による深層崩壊の調査
 ◆地震のりすくに備える
 ◆盛土造成地の地盤災害リスク
 平成7(1995)年の阪神・淡路大震災以降、大規模な地震時に、丘陵地に造成された宅地の地すべりが注目されるようになりました。特に谷を埋めた盛土造成地は船のように流動して地すべりを起こし、腹付け盛土は崖地に付け足した部分が急激に崩壊しやすいことがわかってきました。
 当社では、東日本大震災をはじめ、地震時に被害を受けた盛土造成地や、各地の盛土造成地について、古地図を使った調査や現状でのクラックや湧水といった変状の現地調査、表面波探査など、盛土造成地の地震時のリスク評価も行っています。

東日本大震災で被災した盛土造成地(宮城県内)
◆液状化のリスク
 2011年3月11日に発生した東日本大震災では、千葉をはじめ横浜・川崎といった東京湾岸でも多くの液状化が発生しました。液状化発生定点は、かつての澪筋と埋立境界や、N値5以下の砂質堆積物の分布域に集中することを解明しました。これらの調査によって、液状化のリスクに関して地区・街区といった、より暮らしに密着したレベルの評価ができます。
 
臨海平野・埋立地の液状化調査(千葉県)
 
 防災調査関連の文献リスト
著者・共著者 発行年 タイトル 掲載誌・発表学会等
下河敏彦 2018 高精度地形情報の活用と防災 応用地質Vol5, 5
pp.302-310
稲垣秀輝 2018 2017年九州北部豪雨災害調査団報告会の開催報告 応用地質Vol59, 2
pp.302-310
大野博之・小坂英輝
鵜澤貴文・稲垣秀輝
2017 要注意な第四紀断層」としての評価:「新編日本の活断層66豊橋」を例にして? 地盤工学ジャーナル
Vol12, 2 pp.161-175
土砂災害予測に関する
研究集会
2017 熊本地震とその周辺−プロシーディング 防災科学技術研究所
研究資料 (411), pp.1-231
稲垣秀輝 2017 2016年熊本地震による斜面土砂災害の特徴および活断層との関係とその後の豪雨災害 応用地質 Vol 58 3
pp.188-196
菊本 統・下野勘智
伊藤 和也・大里重人
稲垣秀輝・日下部 治
2017 我が国の自然災害に対する統合的リスク指標 土木学会論文集F6
(安全問題)
Vol 73 ,1 pp. 43-57
鵜澤隆文・池邉紘美
小坂英輝・大野博之
稲垣秀輝
2016 ?44. 崖災害の多い横浜市での傾斜地盛土の安定性の検討 応用地質学会研究発表会
講演論文集 平成27年度
pp.87-88
下野勘智・菊本 統
伊藤和也・大里重人
稲垣秀輝・日下部治
2016 自然災害に対する全国47都道府県のリスク指標の試算と考察 土木学会論文集F6
(安全問題)
Vol. 72 (2016) No. 1
pp.1-10
楮原京子・鈴木素行
松木宏彰・坂口和之
稲垣秀輝・小笠原 洋
松原輝明
2016 2014年広島土石流災害発生2渓流沖積錐を形成する土石流堆積物の編年 自然災害科学Vol.34 4
pp.295-308
稲垣秀輝・大野博之
磯部有作
2016 平成26年8月広島土砂災害の土石流粒度構成の違いによる沖積錐の形成過程 日本地すべり学会誌
Vol53.5,pp1-11
苅谷愛彦・清水勇介 2016 飛騨山脈・蝶ヶ岳西面,黒沢の谷壁における表層崩壊の発生年代と推定される誘因 専修自然科学紀要 
Vol 47 pp.19〜26
稲垣秀輝 2015 活断層からの距離とマスムーブメントの規模との関係 応用地質Vol56.1
pp.15-20
稲垣秀輝 2015 激甚化する気象現象に関わる火山地域での豪雨災害などの特徴と課題 応用地質Vol 55.6
pp.279-289?
稲垣秀輝 2014 平成25年10月伊豆大島土砂災害の表層崩壊の発生機構と災害廃棄物 平成26年度応用地質学会
研究発表会講演論文集 pp.133-134
稲垣秀輝 2014 ブラストの発生した高速地すべり 日本地すべり学会誌 Vol54.2
pp.21-24
下河敏彦・稲垣秀輝
千田良道・松田匡史
鈴木浩二
2013 航空レーザ測量のDSMで抽出された地すべり危険斜面の現地検証 日本地すべり学会誌 Vol50.74
pp.176-182
下河敏彦・稲垣秀輝 2013 2011年東北地方太平洋沖地震による液状化発生地点の地形・地質的特徴 応用地質 Vol54.2
pp.72-75?
大野博之・大久保拓郎
稲垣秀輝
2013 地盤災害に係る廃棄物処理施設の事例 地盤工学会誌 Vol 6.7
pp.28-31
日下部治・伊藤和也
小梅川博之・稲垣秀輝
大里重人
2013 地盤リスクに関する保険制度と統一的評価手法の必要性 地盤工学会誌 Vol 6.7
pp.12-15
伊藤和也・稲垣秀輝
大日向尚己・大里重人
中山健二・岩崎公俊
岸田隆夫・日下部治
2013 地盤リスク低減のための社会システムの構築 地盤工学会誌
Vol61,7,pp. 4-7
稲垣秀輝 2013 平成23年台風12号による十津川大規模土砂災害の地質の特徴 研究発表会講演論文集
平成25年度, pp.1-2
下河敏彦・稲垣秀輝 2012 新しい変成岩・堆積岩分布域における深層崩壊の事例 平成24年度砂防学会研究
発表会概要集
pp..324-325
下河敏彦・稲垣秀輝 2011 2011年東北地方太平洋沖地震による液状化発生地点の地形・地質的特徴 平成23年度応用地質学会
研究発表会講演論文集 pp.47-48
鵜澤貴文・稲垣秀輝 2011 土層強度検査棒を活用した斜面の表層土砂流出防止工法の提案 平成23年度応用地質学会
研究発表会講演論文集 pp.57-58
瀬崎章太郎・鵜澤貴文
稲垣秀輝・小坂和夫
2011 山梨県北部風化花崗岩山地での斜面崩壊の特徴と植生回復を考慮した地域防災 平成23年度応用地質学会
研究発表会講演論文集 pp.90-91
稲垣秀輝 2010 地すべりへの環境地質学の貢献 第49回日本地すべり学会
研究発表会講演集pp.117-118
稲垣秀輝 2010 応用地質への環境地質学の貢献 平成21年度応用地質学会
研究発表会論文集
pp.85-86
下河敏彦・稲垣秀輝 2009 2004年新潟県中越地震に起因する地すべりと土砂移動 日本地すべり学会誌
Vol45, 6
pp.23〜28
大野博之・八村智明
齋藤 大・浅見和弘
2008 アーカイブ衛星データを用いた建設事業の植生への影響のモニタリング 環境情報科学 Vol37, 3
pp.106-117
Hideki Inagak
Hiroyuki Ohno,
Shoji Ueno
2008 Learning Map on Landslide Disaster Induced by Chuetsu Earthquake on October 2004 in NiigataPrefecture of Japan disaste and development 
p.32-36
大野博之・稲垣秀輝
大久保拓郎・宋 琳唱
2008 人工衛星DEM データと光学データを用いた地すべり地形の評価 日本地すべり学会誌
Vo45, 2
pp.55〜59
稲垣 秀輝・鈴木 浩二
柴田 拓・外山 康彦
2005 航空レーザー測量による斜面ハザードマップ 日本地すべり学会誌
Vo42, 4
pp.318-323
稲垣秀輝 ・大久保拓郎
長谷川修一
2005 古期地すべりの安定性 土と基礎Vo53, 7
pp.17〜19
稲垣 秀輝・平田夏実 2005 四国室戸半島の海食崖における崩壊特性 日本地すべり学会誌
Vo41, 5
pp.492-495
稲垣秀輝・平田夏実 2003 北海道釧路地方の洪積台地周縁斜面の侵食速度と崩壊特性 日本地すべり学会誌
Vo39, 4
pp.416-420
稲垣秀輝・大久保拓郎
長谷川修一
2002 古期地すべりの安定性について
(その2)
地盤工学研究発表会
発表講演集 Vol. JGS37
pp.2235-2236
稲垣秀輝 2000 滋賀県南西部に分布する風化花崗岩の表層崩壊の特徴 応用地質Vo40, 2
pp.103-112
稲垣秀輝 1999 植生の違いによる風倒木の発生と斜面崩壊 応用地質Vo40, 4
pp.196-206
稲垣秀輝 1999 1998年台風4号による福島県白河地方での表層崩壊の特徴 応用地質Vo40, 5
pp.306-315
 

株式会社環境地質

〒210-0014
神奈川県川崎市川崎区貝塚
1-4-15-203
ライオンズマンション第10

TEL 044-221-1910
FAX 044-201-2606